スラッシュコマンドとは、Claude Code の会話画面で /(スラッシュ) に続けて入力する特別な命令です。
普通の会話文とは違い、「ツールを起動する」「設定を変える」「作業を切り替える」などの動作を即座に実行します。
💡 たとえると… テレビのリモコンのボタンです。「音量を上げる」ボタンを押せば即座に音量が上がるように、
スラッシュコマンドを入力すれば Claude Code がその動作を即座に実行します。
ヒント: 会話中に / とだけ入力すると、使えるコマンドが一覧で表示されます。さらに文字を入力すると絞り込めます。
Claude Code を使い始めて最初に覚えるべき、最重要コマンドが4つあります。
この4つを知っていれば、日常的な作業の9割はカバーできます。
/help
ヘルプを表示する
使えるコマンドの一覧と説明を表示します。困ったときにまず打つコマンドです。
何もわからないときに開く「取扱説明書」のようなものです。
/resume
別名: /continue
★最重要
以前の会話を再開する
このプロジェクト(フォルダ)での直前の会話を読み込んで再開します。
引数なしで実行すると会話ピッカーが表示され、セッション名やIDを指定して再開することもできます。
本のしおりです。前回どこまで読んだかを覚えていて、そこからまた続きを読めます。
/resume
/resume lyra-setup
フォルダごとに会話履歴が保存されているので、プロジェクトを切り替えれば別の会話が再開できます。
/clear
別名: /reset, /new
会話履歴をリセットする
現在の会話内容をすべて消去して、まっさらな状態にします。
同じプロジェクトフォルダのまま、新しいテーマで話し始めたいときに使います。
ホワイトボードを消しゴムで全部消すようなイメージです。
会話内容は消えますが、メモリファイルに保存した情報は残ります。また /resume で元の会話に戻ることも可能です。
/exit
別名: /quit
Claude Code を終了する
セッションを終了してCLIを閉じます。
Claude Code での作業が長くなってくると、「名前をつけて整理したい」「話を枝分かれさせたい」
「過去に戻りたい」という場面が出てきます。このチャプターのコマンドがそれを可能にします。
/rename [名前]
会話セッションに名前をつける
今行っている会話に名前をつけます。名前をつけると /resume 名前 で呼び出せるようになります。
引数なしで実行すると、会話の内容から自動で名前を生成してくれます。
ファイルを「名前を付けて保存」するのと同じです。名前のないファイルは後から探しにくいですよね。
/rename lyra-setup
/rename
/branch [名前]
別名: /fork
会話を枝分かれさせる
今の会話をそのまま保存した上で、そこから新しい「枝」を作ります。
「別のアプローチを試したい、でも元に戻れるようにしておきたい」というときに便利です。
ゲームのセーブデータを複数作るようなものです。分岐点からそれぞれ違う選択肢を試せます。
/rewind
別名: /checkpoint
会話を過去の時点に巻き戻す
会話とコードの変更を、過去の任意のターン(やり取り)まで戻します。
「さっきの変更が失敗だったのでやり直したい」というときに使います。
映像のタイムライン上でスクラブするような操作です。「あの時点」に戻れます。
コードの変更も一緒に巻き戻されます。大切な変更は事前にバックアップを。
/compact [指示]
長い会話を圧縮する
会話が長くなってきたとき、重要な部分だけを要約してコンテキストを節約します。
指示を渡すと「この部分は特に残してほしい」という指定ができます。
長い打ち合わせの議事録を「要点のみ」にまとめるようなイメージです。Claude が全部覚えるのには限界があるので、たまに整理してあげると効果的です。
/compact
/compact Lyraのセットアップ手順は残してください
/export [ファイル名]
会話をテキストファイルに書き出す
今の会話内容をプレーンテキストとして保存します。ファイル名を省略するとクリップボードかファイルを選ぶダイアログが出ます。
チャット画面のスクリーンショットを撮るのではなく、会話内容をきれいなテキストファイルとして保存するようなイメージです。
/copy [番号]
Claudeの返答をクリップボードにコピーする
直前のClaudeの返答をコピーします。番号を指定すると「2つ前の返答」などを選べます。
コードブロックが含まれる場合は、特定のブロックだけを選ぶ画面が表示されます。
/copy
/copy 2
/btw <質問>
サイドクエスチョン(ついでに聞く)
会話の流れに影響を与えずに、ちょっとした疑問を聞けます。返答は会話の履歴に残りません。
作業中に「ちなみに…」と小声で聞くような感覚です。メインの話題を邪魔せずに確認できます。
/btw PyTorchのバージョンはいくつが最新ですか?
Claude Code の見た目や動作を自分好みに調整するコマンドです。
毎日使うツールだからこそ、快適な環境にカスタマイズしましょう。
/config
別名: /settings
設定画面を開く
テーマ、AIモデル、出力スタイル、その他の設定を変更するためのインターフェースを開きます。
スマートフォンの「設定」アプリと同じです。ここから大半の設定が変更できます。
/theme
カラーテーマを変更する
ライト・ダーク・色覚サポート(ダルトナイズ)など複数のカラーテーマから選べます。
自分のターミナルの色に合わせたANSIテーマも利用可能です。
/color [色名|default]
プロンプトバーの色を変える
入力欄(プロンプトバー)の色をカスタマイズします。複数プロジェクトを同時に開いているとき、
色で識別すると便利です。使える色: red blue green yellow purple orange pink cyan
lyraプロジェクトは青、kabuプロジェクトは緑、など色で区別すると一目でわかります。
/color blue
/color default
/model [モデル名]
使用するAIモデルを切り替える
Claude の異なるバージョンに切り替えます。引数なしで実行すると選択画面が表示されます。
左右矢印キーで「努力レベル(effort level)」も調整できます。
車のシフトチェンジのようなものです。高性能(Opus)は燃費が悪いが速い、省エネ(Haiku)は速くて軽いが出力は控えめ、という使い分けができます。
/effort [low|medium|high|max|auto]
AIの「考える深さ」を調整する
AIが問題にどれくらい時間をかけて考えるかを設定します。
high にするとより深く考えますが時間がかかります。max は Opus 4.6 専用です。
シェフに「手軽に作って」(low)か「丁寧に作って」(high)かを指定するようなイメージです。
/fast [on|off]
ファストモードのオン・オフ
応答速度を優先する「ファストモード」を切り替えます。同じモデルのまま出力を高速化します。
/keybindings
キーボードショートカットを設定する
キーバインド設定ファイルを開いて、ショートカットキーをカスタマイズできます。
「今どれくらい使った?」「コンテキストはどのくらい残ってる?」を確認するコマンド群です。
料金や利用制限を把握するためにも重要です。
/cost
トークン使用量を確認する
今のセッションで使用したトークン数と費用の統計を表示します。
タクシーのメーターを確認するようなものです。「今どのくらい使ったか」をリアルタイムで把握できます。
/usage
プランの使用量と制限を確認する
現在のプランで使える量のうち、どれくらい消費したかを表示します。レート制限の状態も確認できます。
/context
コンテキスト使用量を視覚化する
現在の会話がコンテキストウィンドウをどのくらい使っているかをカラーグリッドで表示します。
コンテキストが圧迫されているときは /compact を使うよう提案してくれます。
パソコンのメモリ使用量を示すバーのようなものです。いっぱいになりそうなら整理(/compact)が必要なサインです。
/status
バージョン・モデル・接続状態を確認する
設定インターフェースのステータスタブを開き、現在のバージョン、使用モデル、アカウント情報、接続状態を表示します。
/stats
利用統計を可視化する
日別の利用履歴、セッション数、連続使用日数(ストリーク)、よく使うモデルなどのグラフを表示します。
スポーツアプリの「過去の記録」画面のようなものです。自分がどんな使い方をしているか振り返れます。
/diff
コードの変更差分を表示する
未コミットのコード変更と、各ターン(やり取り)ごとの差分を見られるインタラクティブなビューアを開きます。
左右矢印でターンを切り替え、上下でファイルを選べます。
Claude がどのファイルを何ターン目に変更したか、視覚的に確認するのに便利です。
/doctor
インストール状態を診断する
Claude Code の設定やインストールに問題がないかチェックします。問題が見つかったら f キーを押すと自動修正を試みます。
車の「診断機」を繋いでエラーコードをチェックするようなものです。動作がおかしいときはまずここで確認しましょう。
定期的なチェック、繰り返し作業、大規模な変更を自動化するコマンドです。
一度設定すれば、Claude が自動で動いてくれます。
/loop [間隔] [指示]
スキル
別名: /proactive
同じ処理を繰り返し実行する
指定した間隔でプロンプトを繰り返し実行します。間隔を省略すると Claude が自分でペースを判断します。
指示を省略すると自律的なメンテナンスチェックを行います。
工場の自動検査ラインのようなものです。「5分ごとにビルドが完了したか確認して」といった監視タスクに最適です。
/loop 5m デプロイが完了したか確認して
/loop 1h GitHubのLyraリポジトリにコードが追加されたか確認して
/schedule [説明]
スキル
定期タスクをスケジュールする
cron スケジュールで定期的に実行されるリモートエージェントを設定します。
Claude が会話形式でセットアップを手伝ってくれます。
目覚まし時計に「毎朝9時にニュースをまとめて」と設定するようなものです。Claude がクラウド上で自動実行してくれます。
/schedule 毎朝8時にGitHubのリリースノートを確認してメールで知らせる
/batch <指示>
スキル
大規模なコード変更を並列処理する
コードベース全体にわたる大規模な変更を、複数のエージェントが並列で実行します。
最初に変更計画を提示し、承認後に実行します。Gitリポジトリが必要です。
大工事を複数の職人チームに同時に分担させるようなものです。一人でやれば何時間かかる作業も、並列化で大幅に短縮できます。
大きな変更を一気に行うため、事前に Git でバックアップを取っておくことを強くおすすめします。
/tasks
別名: /bashes
バックグラウンドタスクを管理する
現在バックグラウンドで動いているタスクの一覧表示・管理ができます。
/autofix-pr [指示]
上級
プルリクエストのCIエラーを自動修正する
現在のブランチのPRを監視し、CIが失敗したりレビューコメントが来たりすると自動で修正してプッシュします。
gh CLIとGitHubアカウントが必要です。
プロジェクトの初期設定、メモリ管理、権限設定など、長期的な作業環境を管理するコマンドです。
/init
プロジェクトの説明ファイルを自動生成する
プロジェクトの概要・ルール・注意事項などをまとめた CLAUDE.md ファイルを自動生成します。
環境変数 CLAUDE_CODE_NEW_INIT=1 をセットすると、スキルやフック、メモリの設定ウィザードも起動します。
新しいお店のオープンにあたって「スタッフ向け手引き」を作るようなものです。Claudeに「このプロジェクトのルール」を最初から覚えてもらえます。
/memory
メモリファイルを管理する
CLAUDE.md などのメモリファイルを編集したり、オートメモリの有効/無効を切り替えたり、
保存された記憶の内容を確認できます。
手帳に書いたメモの管理です。Claudeに「ずっと覚えておいてほしいこと」を確認・追加・削除できます。
/permissions
別名: /allowed-tools
ツール使用の許可・拒否を管理する
Claudeがどのツール(コマンド実行、ファイル編集など)を許可・要確認・拒否するかのルールを
インタラクティブに設定できます。
会社のセキュリティカードのようなものです。「このフォルダは触っていい」「このコマンドは必ず確認してから実行」という細かい設定ができます。
/plan [説明]
プランモードに入る
Claudeが実際にコードを変更せず、「何をするか」の計画だけを立てるモードに入ります。
説明を渡すと即座にそのタスクの計画を立て始めます。
「まず設計図を書いてから工事を始める」建築的なアプローチです。大きな変更の前に計画を確認することで、意図しない変更を防げます。
/plan Lyraのインストールスクリプトを作成する
/add-dir <パス>
作業ディレクトリを追加する
現在のセッション中だけ、別のフォルダにもアクセスできるようにします。
/hooks
フック設定を確認する
ツールイベント(ファイル保存時、コマンド実行前など)に自動で走る処理(フック)の設定を確認できます。
/agents
エージェント設定を管理する
設定されているサブエージェントの一覧と管理ができます。
/skills
利用可能なスキルを一覧表示する
現在使えるスキル(カスタムコマンド)の一覧を表示します。
コードの問題を見つけ、品質を向上させるためのコマンドです。エラーが出たとき、コードを整理したいときに活躍します。
/debug [説明]
スキル
デバッグモードを有効にする
セッションのデバッグログを有効にし、問題を診断します。
問題の説明を渡すと、その問題に焦点を当てて分析してくれます。
車の「診断モード」のようなものです。通常では見えない内部の動作ログが見えるようになります。
/security-review
スキル
セキュリティレビューを実行する
現在のブランチの未コミット変更に対して、インジェクション攻撃・認証問題・データ露出などの
セキュリティリスクを分析します。
建物の竣工前に専門家がセキュリティチェックをするようなものです。コードを公開する前に走らせると安心です。
/simplify [フォーカス]
スキル
コードを整理・簡潔化する
最近変更したファイルを3つのレビューエージェントが並列でチェックし、
コードの再利用性・品質・効率の問題を見つけて修正します。
文章を書いた後に「推敲」するようなものです。意味は変えずに、よりスッキリした書き方に整えてくれます。
/simplify
/simplify メモリ効率に注目して
/insights
スキル
作業パターンを分析するレポートを生成する
自分のClaude Codeの利用状況(どの機能をよく使っているか、摩擦が多い点はどこかなど)を分析したレポートを生成します。
慣れてきたら試したい、パワーユーザー向けのコマンドです。
リモート操作・超高度な計画立案・Webとの連携などができます。
/ultraplan <プロンプト>
上級
超詳細な実装計画をブラウザで作る
ウルトラプランセッションで詳細な計画を立案し、ブラウザで確認してから
リモート実行またはターミナルに送り返すことができます。
/remote-control
別名: /rc
上級
claude.aiからターミナルをリモート操作する
このセッションをクラウドからコントロール可能にします。
外出先のスマートフォンや別のPCから、自宅のターミナルで動くClaudeを操作できます。
/teleport
別名: /tp
上級
Webセッションをターミナルに引き込む
claude.aiのWebで行っていた作業を、ローカルターミナルに「転送」して続けられます。
ブランチとセッション履歴を引き継ぎます。
/mcp
上級
MCPサーバーの接続を管理する
MCP(Model Context Protocol)サーバーへの接続とOAuth認証を管理します。
Gmail・Google Drive・Hugging Faceなどの外部サービスとの連携に使います。
/plugin
上級
プラグインを管理する
Claude Code のプラグイン(機能拡張)のインストール・管理を行います。
/reload-plugins
プラグインをリロードする
再起動なしに、有効なプラグインを再読み込みして変更を反映します。
/sandbox
サンドボックスモードを切り替える
コマンドを隔離された安全な環境で実行するサンドボックスモードのオン・オフを切り替えます(対応プラットフォームのみ)。
/feedback
別名: /bug
フィードバック・バグ報告をする
Claude Code の改善要望やバグをAnthropicに報告します。
/release-notes
更新履歴(チェンジログ)を確認する
各バージョンのリリースノートをインタラクティブなピッカーで確認できます。
/powerup
インタラクティブなチュートリアルで機能を学ぶ
アニメーションデモ付きのクイックレッスンで、Claude Code の機能を体験的に学べます。
このマニュアルを読んだ後に /powerup で実際に操作して体験するのがおすすめです。
/desktop
別名: /app
デスクトップアプリで続きを開く
現在のセッションをClaude Codeデスクトップアプリに引き継ぎます(macOS / Windows)。
/mobile
別名: /ios, /android
モバイルアプリのQRコードを表示する
Claude モバイルアプリのダウンロードQRコードを表示します。
/voice
音声入力(プッシュ・トゥ・トーク)を切り替える
マイクで話しかけてテキスト入力ができる音声入力モードのオン・オフを切り替えます。Claude.aiアカウントが必要です。
/statusline
ステータスラインを設定する
ターミナルのプロンプトに表示するステータス情報を設定します。引数なしで実行するとシェルに合わせて自動設定します。
/terminal-setup
ターミナルのキーバインドを設定する
Shift+Enter などのショートカットをターミナルで有効にするための設定を行います(VS Code / Alacritty / Warp など)。
/login
対: /logout
Anthropicアカウントにサインイン/アウトする
Anthropicアカウントへのログイン・ログアウトを行います。
/ide
IDE連携の状態を管理する
VS Code や JetBrains との IDE連携の設定・状態確認ができます。
/team-onboarding
チーム向けオンボーディングガイドを生成する
過去30日間の自分の利用履歴を分析して、新メンバーが同じ環境をすぐに再現できるオンボーディングガイドを自動生成します。